2003年製造のブリジストンMZ-03だ。スリップサインのイボイボが見えなくなってるが充分使えるレベルだ。結構効くから来年も行けるかもと思っていたのに・・・・・。
空気圧が減っていたのに気付かずに走っていたため、横の部分が大きく裂けてしまった。チューブを入れてもキツい感じだったが、一応近所のタイヤショップに行って聞いてみた。これだけサイドが裂けているとチューブを入れても無理だが、そもそもチューブが無い。チューブはすでに生産してないとの事。全てのタイヤがチューブレスになったのか？
うーむ、時代は変わった。チューブを生産してないとは驚いた。
新品で１本いくらか聞いてみると全て込みで３３０００円なり。
おいおい、１本33000円って、何？サギ？
クソワロタ！
ｘ4だと１３２０００円にもなるジャマイカ！
うーむ、時代は変わった。オレは新品のタイヤをしばらく買ってない。人が履き古して投げるタイヤをタダで貰い、今まで生き抜いてきた。
店員に少し考えさせてくれと言い残し、オレは店を後にした・・・。
さて、どうする。１本に３３０００円を出すほどオレも頭はイカれてはいない。
おお、数件隣にリサイクルショップがあるジャマイカ！行ってみよう！
店内は古いタイヤが所狭しと並んでいる。205/50R16は無いか無いか・・・・、あった！
大特価9980円（訳あり）！安い！
はて、カニでもないのに訳ありとはいったい何？身入りが悪い？そんなバカな。
カニは訳ありしか買えないので訳ありタイヤ、オーケーオーケー、安けりゃ何でもいいよ！
見ると、新品にしか見えない2、3分山の素晴らしいタイヤ。よく見ると訳ありビートに傷ありと書いてある。
店員を呼んで聞いてみると１本のビートに傷があることが判明。オレが欲しいのは１本だけ。
店員に１本だけでいいけど金は全額払うよと、バハマの葉巻に火を点けながら言うと、店員は揉み手をしながらバッタのようにおじぎを繰り返した。
待てよ、どうせなら2本取り替えた方がバランスがいいなと思い直し、店員にやっぱり２本にする、一番目のある奴を2本にしてくれとバハマの葉巻の煙を吹き掛けながら言うと、店員は揉み手をしながらバッタのよ・・・・。
こうして、格安で2005年製ブリジストン・レボ1を手に入れた！
リサイクルショップの裏に捨てられたオレのMZ-03。これは外側の角だ。角は丸まっているが目はまだ見えるくらいたっぷりと残っている。
他のタイヤが白いのは霜だ。オレの以外はみんなまだまだ使えそうな夏タイヤだ。こんな外に置いておいたら、かっぱらわれても店側は文句も言えないだろう。ちなみに夏タイヤのオレの基準は目が無くなり下地が出てきたら投げる。鉄則だ。
さて、前輪に2005レボ1、後輪に2003MZ-03を履いてのインプレッションだが
「凄い」の一言だ。全く滑らない。
今朝、息子と近所の公園までスキーの練習に行った。その時に前を走っていたカローラバンが凄いスピードを出していた。オレが付いてくるのでさらに調子に乗ってスピードを上げた。信号は赤なのにギリギリまでブレーキを踏まないでピタっと止まった。
「こいつ、スパイクだな」と思い、止まっているそいつのタイヤを見ると競技用のスパイクだった。
オレはバックフォグを点けて走っている奴とスパイクで調子に乗って走っている奴を見ると殺意が沸く。
抜かずにはいられない。
そいつは直進、公園は右折。
オレは余裕だった。今のタイヤならやるまでの事なく、オレの圧勝だ。
オレは右に曲がり、公園に行った。
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